「やましい事がないなら見せろ」という同調圧力。私たちがNOと言うべき理由(第3回)

全5回でお届けしている本シリーズの第3回となる今回は、職質動画に対して寄せられたコメントの中でも、特に議論の的になりやすい「同調圧力」について考察します。

「波風を立てないこと」の大きな代償

コメント欄では一定数、以下のような意見が存在します。

@sasamin1675
何もやましいことないならぱっと見せてすんなり終わればいい話。それを拒否し続けるから長続きする。余計不審に警察がおもっても仕方ない。

@may1m
何もやましいことないなら素直に応対すれば終わる話⚠

黒光り筋太郎
確かに、その場を一番波風立てずにやり過ごす「効率的な処世術」としては、それが正解かもしれません。

しかし、私が安易に妥協せず、あえてNOを突きつけたのには明確な理由があります。 私たちが日常生活を送る中で、理不尽な要求に対して「素直に従うのが一番ラクだ」と判断してしまう背景には、以下のような心理が働いています。

  • 面倒なトラブルを避けて早く終わらせたい
  • 権力を持つ人間に逆らうのは怖い
  • みんなが応じているのだから自分もそうすべきだ

しかし、この「波風を立てないための妥協」を繰り返すことは、自分の人生の主導権を少しずつ他人に明け渡していく行為に他なりません。

深夜のプライベートな睡眠時間を突然奪われ、名乗りもしない相手から疑いの目を向けられている。その状況に対して「腹が立つ」「不快である」と感じるのは、人間として極めて自然な感情です。その感情を押し殺してまで、他人の尺度(警察の都合)に合わせる必要はどこにもありません。

感情的にならず、論理的に拒絶する

この「素直に従わないスタンス」に対し、多くの視聴者からは非常に鋭い共感の声が寄せられました。

@nyonyotann1220
寝ている時に無理矢理起こされ、いきなりここにいる理由とか身分証明書を見せろとか人としての礼儀、礼節をすっ飛ばしてのこの言い草では腹が立つのも当然です。

@プリプリたらこ
素直に腹立つから職質を拒否しているとしっかり口にしている人は初めて見た。疑われている時点でこっちは不快なのに同じ質問を何度も何度も、そんなの腹立つに決まってる。自分らの態度が悪いからこっちも意地になってることくらい理解しろよって思うわ。

そして、ただ腹を立てるだけではなく、私の「対応の仕方」についても本質を突いたコメントをいただいています。

@パナオのちょっと郊外すぎる分譲
職質の動画は撮影者が興奮している動画が多いのですが、こちらは冷静で丁寧で見やすくて良かったです。

@筋トレ京都
警察官の職質に対しては「冷静」に「丁寧※腹立っても」に「理路整然」と。職質は任意、強制ではないと思う。警察官の身分提示は「義務」、対象者(投稿主)は身分を明かすのは「任意」だから。

黒光り筋太郎
皆様のコメントが、私が伝えたかった本質を完璧に代弁してくれています。

重要なのは、怒りに任せて声を荒らげるのではなく、冷静かつ理路整然と「拒否」の意思を伝えることです。「素直に腹が立つから見せません」と言葉にして伝えることは、同調圧力が強い日本社会において、自分を守るための非常に強力な防衛術になります。

自分の価値観を最優先にして生きる

動画内での警察官の物言いについて、こんなコメントもありました。

@tamtam5792
免許証の提示と睡眠を天秤にかけろと警察官は言っていますが、とんでもない話ですよね。市民の健康を人質に個人情報収集ですか。こういう発言からも、警察は『自分たちはエライ』とでも勘違いしているということがよくわかりますね。

「怪しいから協力しろ」という権力側の暴力的な空気に対し、やましいことがないからこそ、堂々と拒否をする。

これは警察に対する反発だけにとどまらず、仕事や人間関係など、すべてのライフスタイルに通じる哲学です。他人の顔色を伺い、場の空気に流されて生きるより、自分の価値観を最優先にして生きる方が、はるかに精神的に豊かな人生を送ることができます。

理不尽な要求には、冷静に線を引く。 その確固たるスタンスが、私たちを同調圧力から解放してくれるのです。

次回(第4回)は、理不尽な要求に対してどのように立ち向かえば良いのか、「個人の防衛術」についてさらに具体的に深掘りしていきます。

【視聴者の皆様へ】 「やましいことがないなら従うべき」という社会の空気について、あなたはどう感じますか? ご自身の体験や、動画でのやり取りを見て感じた理不尽さがあれば、ぜひYouTube動画のコメント欄にあなたの率直な意見を書き込んでください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次の記事:理不尽な要求をはねのける「個人の防衛術」。人生の主導権を取り戻す(第4回)

前の記事:【職質炎上】名乗らない警察官と繰り返される質問。権力と礼儀の境界線を考える(第2回)

この記事を書いた人

黒光り筋太郎

#FIRE達成者 #夢を形にした人 #4万人をつなげた人

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