
車中泊中に受けた職務質問で、最終的に7人の警察官に囲まれたあの動画。 コメント欄を観察していると、前回の「同調圧力」と同じくらい頻繁に出現する、ある1つの「決まり文句」に気がつきます。
それが「コスト(税金・時間)の無駄」という指摘です。
「お前がゴネるから税金と時間の無駄になっているんだ」「非効率だ」という批判。 一見すると、社会全体のコストを憂いている「まともな大人の意見」のように聞こえるかもしれません。しかし、この論理は根本的に矛先が狂っています。
究極の「非効率」を生み出しているのは誰か
冷静に状況を俯瞰してみてください。おれが遭遇した権力側の「非効率さ」を客観的な事実としてまとめると、こうなります。
- マンパワーの浪費: 深夜に寝ているだけの市民1人に、7人もの人員(税金)を投入する
- 情報共有の欠如: 応援が来るたびに引き継ぎすらできず、同じ質問を無限ループさせる
- 損切り概念の欠如: 犯罪の確証(成果)もないのに、意地になって撤退できない
この圧倒的なリソースの浪費と、組織としての致命的な「非効率」を生み出しているのは、間違いなく警察のシステムそのものです。
それにもかかわらず、批判者たちは「お前が免許証をすぐに出さないから、警察が7人も集まる羽目になったんだ」と、システム側のエラー(無能さ)の責任を、なぜか市民側に転嫁してきます。
警察の「点数稼ぎ」という裏の目的
そもそも、なぜ彼らはあれほどまでに非効率な職務質問を繰り返すのか。その核心を突いた鋭いコメントがありました。
【補足】メクラ職質とは、警察官が明確な根拠や合理的な理由なしに、ランダムに行う職務質問を指すスラング
民間では絶対に許されない「コスト意識の欠如」
この警察の異常なリソースの使い方について、本質的な「コスト意識」を持って的確に批判している視聴者も多数存在します。
これが、物事のノイズを削ぎ落として本質を見る、正常な感覚です。 一般社会であれば、明確な「成果(犯罪の確証)」の目処もないまま、1つのタスクに7人もの人員を割き、1時間以上も無駄な問答を繰り返すようなプロジェクトは即刻打ち切られます。
彼らには「これ以上の追求はコストに見合わない」という損切り(撤退)の概念がなく、ただ意地になって市民から「屈服」を引き出そうとしているだけなのです。
自分の「コスト」を無条件で差し出さない
おれが徹底して理不尽な要求をはねのけるのは、「コスト意識」の問題です。
相手の顔色を窺ってプライバシーを差し出す行為は、社会の効率化などではなく、ただの「無駄な自己犠牲」だからです。
組織の無能さを、市民の自己犠牲でカバーさせようとする暴力的なシステム。 「税金の無駄だ」と市民を叩く人たちは、権力側の「怠慢」を正当化し、理不尽な社会を自ら作り出していることに、いつになれば気づくのでしょうか。
▶︎ 次回 警察官が言い放った「手帳を見せる義務はない」という盛大な嘘。自分たちのルール(規則)は無視するくせに、市民には義務のない協力を強要する、権力側の「異常なご都合主義と矛盾」に斬り込みます。



