【車中泊職質 #3】「見れば分かりますよね?」警察手帳を見せない矛盾と、論点をすり替える対話の崩壊

深夜の車中泊で始まった、7人の警察官による非効率な職務質問。全3回でお届けしてきたこのシリーズも、今回が最終回となります。

これまで「7人の増殖による無駄」や「情報引き継ぎゼロのループ質問」について考察してきましたが、最後に触れなければならない最大の問題があります。

それは、彼らとの間にはそもそも「会話のキャッチボールが成立していなかった」という事実。

「見せる義務はない」という身勝手な矛盾

職務質問において、警察官は再三にわたり「免許証を見せてください」と要求してきます。それならばと、おれが彼らに「警察手帳を見せてください」と要求したときのこと。

彼らは手帳を見せることを拒み、こう言い放ちました。 「その義務はありません、見れば分かりますよね?(警察だと)」

呆れ果てました。制服を着ているから見れば分かる。ならば、車内でただ寝ていたことも「見れば分かる」はずです。市民には執拗に身分証明を求めながら、自分たちは「制服」という身内ルールの特権を盾に身分証明を拒否する。

当然の論理として、こう返しました。

黒光り筋太郎
「(あなたに見せる義務がないと言うなら)おれも免許証をあなたに見せる義務はない」

この警察官の特権意識と矛盾、そして法律の無知に対して、コメント欄でも厳しい指摘が相次ぎました。

@osio1994
警官は手帳見せる義務はないって言ってるけど警察手帳規則第五条で決まってますよ!お巡りさんwちゃんと提示しなきゃいけないってw

@野菜生活-f8x
警察が手帳見せる義務は無いは草。コスプレ警官か頭が絶望的に悪いやつだな

自分たちの義務(規則)は果たさず、市民にだけ(任意であるはずの)協力を強要する。このアンバランスな特権意識こそが、彼らが高圧的になる根源です。

答えに詰まると、論点をすり替える

会話において最も疲弊したのは、こちらの質問には明確に答えず、都合が悪くなると論点をすり替えること。

動画の中で、職務質問をする理由について警官はこう言いました。 「この時間に家ではなく車内で寝ている方は、危ないものを持っていたりとか、そういうのが多いんです」

この言葉を聞いた瞬間、おれは直感しました。ただ自分たちの行為を正当化するための「適当なこじつけ」だと。 その薄っぺらな言い訳をあぶり出すため、即座に

黒光り筋太郎
例えばどんな物を持っているわけ?

と論理的な質問を返しました。すると、信じられない言葉が。

「例えばどんなもの… 色々あると思います… 想像していただければ分かると…」

警官は「そういったことが多い」と断言したのですから、具体例など即答できるはず。そこを突くと、彼は食い気味にこう言いました。 「こういったやり取りも時間かかっちゃいますよね」

答えに詰まると、まるで「こちらが無駄な質問をして時間を引き伸ばしている」かのように論点をすり替え、責任転嫁をしてきたのです。彼らはこちらに対して「何のために動画を撮っているんですか?」などとバンバン質問を浴びせてくるくせに、こちらからの質問にはまともに答えません。

おれが彼らの要望(職務質問)に頑なに応じないのは、ただ警察の邪魔をしたいからではない。 彼らには説明責任があるにもかかわらず、適当な理由をでっち上げ、都合が悪くなれば論点をすり替える。権力を持つ側の極めて不誠実な態度と対話の放棄。それを目の当たりにしているからこそ、彼らの言いなりにはなりたくないという強い心理が働くのです。

偏見を正当化する危ういロジック

この警察官の「深夜の車中泊=危ないものを持っている」というステレオタイプな偏見について、コメント欄には警察のやり方を正当化し、おれを批判する意見もありました。

@田中-y9d5w
時間帯と場所と車中泊等などを考えれば当然でしょう。変なやつ多いのも事実だし。

一見、防犯の観点から正しい意見に見えるかもしれません。しかし、この考え方には重大な罠が潜んでいます。

「変なやつが多いから、疑われても仕方がない」「怪しい時間帯だから、プライバシーを差し出すのが当然だ」というロジックを社会が受け入れてしまえば、警察は【属性】や【見た目】だけで、誰からでも合法的に時間を奪い、人権を制限できるようになってしまいます。

それはもはや治安維持ではなく、ただの偏見による思考停止。

最大の矛盾と、1秒の結末(オチ)

この動画には、もう一つの盛大な矛盾(皮肉)が隠されています。 警察は「危ないから」「事故防止のため」と言って職質をしますが、深夜1時にドライバーを叩き起こして、1時間以上も無駄な問答で睡眠を奪うことこそが、翌朝の居眠り運転(最大の危険)を引き起こす原因になっているという事実。

@keneaurouge5774
夜中起こされて主が仰っているように寝れなくなって朝寝不足で事故起こしたら責任とってくれるんですかね。

彼らが本気で市民の安全を願っているのなら、ただ静かに寝かせておくのが一番の正解だったはずです。

そして約1時間に及ぶ堂々巡りの果て、最後に残った1人の警官が、非常に優しく丁寧な口調で「なんとかお願いできませんか?」と切り出したとき。おれが「ごめんなさい」と即答して対話を終わらせた瞬間が、この動画の最大のオチでした。

@山田太郎-s6i
後半、警察がある程度人返して口調優しくお願いした瞬間、即『ごめんなさい』は笑った。

最後に:どうか、自分の時間を明け渡さないで

全3回にわたって考察してきた、この車中泊での職務質問。

おれが皆さんに最も伝えたかったのは、警察を論破することでも、職務質問から逃げる方法でもありません。 「波風を立てたくないからといって、自分の人生の主導権(大切な時間と尊厳)を、理不尽な権力に明け渡すのはやめよう」ということ。

相手が7人で囲んでこようと、論点をすり替えてこようと、おかしいことにはハッキリと「NO」を突きつける。これからもこのスタンスを貫いていきます。

【視聴者の皆様へ】 全3回の連載をお読みいただき、ありがとうございました。 「見れば分かりますよね」という警察の矛盾や、都合が悪くなると論点をすり替える対話の崩壊について、あなたが今感じていることを、ぜひ以下のYouTube動画のコメント欄に率直な意見として書き込んでください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

黒光り筋太郎

#FIRE達成者 #夢を形にした人 #4万人をつなげた人

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